ただ一人の王を見上げて

主日礼拝メッセージ   聖書箇所:使徒の働き17章1〜9節  タイトル: ただ一人の王を見上げて 教会にはこの世で常に試練があります。悩みがあります。 しかしどんな状況になっても私たちは信仰を捨てず、どんな形であっても礼拝を守る教会でありたいです。 かつて、パウロが伝えた福音を受け取り信じた人々の群れも大変な試練にあいました。 しかしそれでも彼らは信仰を放棄せず御言葉に立ち続けました。 彼らは本当の王が一体誰なのかを知っていたからです。 彼らはただその王を見上げて生きていました。 今日は使徒の働き17章から見ます。 1節に”彼らはアムピポリスとアポロニヤを通って、テサロニケへ行った。‥”と記されていますが、ピリピの次にアンピポリス、それからアポロニヤ、さらにテサロニケとパウロたちの旅路が続いていることがわかります。 当時これらの町々を結ぶエグナチアという道がありました。ローマが作った道です。 この道をパウロ一行は通ってテサロニケへとやって来ました。 テサロニケ(現在のギリシャのサロニカ)には、ユダヤ人の会堂がありました。会堂を作るにはユダヤ人男性が10人必要ですので、テサロニケにはユダヤ人が男性だけでも10人以上いたということになります。 ピリピと違い多くのユダヤ人がいたのは、テサロニケがこの地方(マケドニア)の首都だったことが影響しているのでしょう。 パウロたちは会堂に入って三つの安息日にわたりユダヤ人やユダヤの教えを信じる異邦人たちと旧約聖書に基づいて論じ合いました。 何について論じあったのでしょうか。 3節にそのことが記されています。 “そして、キリストは苦しみを受け、死者の中からよみがえらなければならないことを説明し、また論証して、「私があなたがたに伝えているこのイエスこそ、キリストなのです」と言った。” 使徒の働き 17章3節 「キリストが苦しみを受け、死者の中からよみがえらなければならないこと」と「そのキリストがイエスであること」について論じ合ったのです。 「論証」と翻訳されている言葉は、ギリシャ語聖書では「前に並べる」となっています。 聖書の御言葉を一つ一つ証拠として、聞き手に提示していく姿をイメージさせる言葉です。 キリストは苦しみを受け、死者の中からよみがえらなければならないこと。 そしてこのキリストこそ他でもないイエスであったこと。 この根拠となる聖句を旧約聖書から引用しそれらを人々に提示して説明していったのでしょう。 旧約聖書にはイエスキリストの預言が数多く記されています。 これらを提示してその意味を理解できるようにしたということでしょう。 どの箇所からなのかはわかりませんが、とにかくパウロの話を聞いた人々の中から救われる人が出ました。 “彼らのうちの幾人かはよくわかって、パウロとシラスに従った。またほかに、神を敬うギリシヤ人が大ぜいおり、貴婦人たちも少なくなかった。” 使徒の働き 17章4節 パウロとシラスに従ったと記されていますが、従ったという言葉も原文のギリシャ語を見ると大きく印象が変わります。ギリシャ語では「割り当てられる」という言葉が使われています。 幾人かの人たちは、ユダヤ教の群れからパウロとシラスが伝えるキリストの群れに割り当てられました。 神が彼らを割り当ててキリストの群れの人としたということです。 しかしこれによりユダヤ人たちの妬みをかうことになります。 “ところが、ねたみにかられたユダヤ人は、町のならず者をかり集め、暴動を起こして町を騒がせ、またヤソンの家を襲い、ふたりを人々の前に引き出そうとして捜した。” 使徒の働き 17章5節 この世界においてキリストの業だけが進むことはありません。 サタンはそれを阻止しようとします。 サタンを恐れてはいけませんが、無視してもいけません。 悪魔の格言という本が最近出版されました。 悪魔の視点で教会やクリスチャンを見せてくれる本です。 これを書いたのは水谷潔という牧師さんなのですが、この先生が最近インターネットであげていた記事が興味深いので紹介させてください。 悪魔の雑談特別編 https://wlpm.xsrv.jp/media/《緊急特集》悪魔の雑談特別編-~悪霊係長、新型/ 荒野教会でも一人一人がいろいろな試練の中にあって信仰をつかんで生きています。 これは神の業です。 しかしここへ来て教会が自由に使えず限定的になったことで色々不都合が生じています。 どんな災害も病も神のゆるしなしでは起きません。全て神の手のうちにあることです。 しかしその状況を利用しようとする目に見えない勢力があることも忘れないでいたいと思います。 悪霊係長が言うような事態にならないように、私たちはただ一人の王を見上げましょう。 今こそ福音に立ち返りましょう。 イエスはわたしたちに何をしてくださった方か、そして今わたしたちにどうあってほしいと願っておられるのか、この唯一の王に目を向けて今週も歩みましょう。